sumaking J/24 須磨ヨットハーバーにて 2007年1月から開催されることになった世界一のJ/24草レース

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2012年 1月 2日 2011年最終戦 upwind山田のレポートです。
2011年12月18日 12月レースレポート upwind 山田

2011年のスマキング最終戦。
天気は晴れ、7〜9m/Sの西風、最高のコンディションで2レースが行われました。
upwindの今日のテーマは「プロセスよりも結果だ!!」会社で出されるような使命感を胸にメンバー6人はいつもよりハイテンションで出艇しました。

第1レース
まずはヘッドセールの選択。ここはランキングトップのHANGOVERに習いジブセイルに決定。有利なスタートライン上側からHANGOVER、カウベルと一緒にスタート。その後浜田さんの「右海面が良さそう」の意見でカウベル、HANGOVERに続き右海面へ。ジブでのボートスピードはなかなか快調(メタボセーリングのメリット発揮か?)、バックステイを調整しつつフラットを心掛けて3艇間では少しリード。一番右まで延ばし満を持してタック、あとは上マークまで一直線!のつもりが問題発生。停船中と思っていた貨物船が10時半方向からポートタックのヨットのように接近している。ベアーすれば下のHANGOVERに遅れそうなので、もう一度ポートで右へ出て貨物船の前をかわす作戦に変更。それなりに間隔を開けてスターボードで貨物船を横切ったのですが警告の汽笛がボワ〜ン!こちらがスターボードタックですが関係ないようです。このあたりからリフトの強いブローが入りリードが広がる結果になる。2上も右海面を走った順番にupwind、カウベル、HANGOVEで回航となりました。
結果的に貨物船を避けるピンチのタックが決勝のタックとなりました。貨物船のスピードがもっとあれば全く違う展開のレースだったかもしれません。

第2レース
午後も同じ西風がしっかり吹いているなかスタートラインは長めで少しアウター有利。
今日は右海面が良いので大型艇を避けて右へ行くには下スタートは良くないということで2分前に上側スタートを決定。上側からファンタジアン、upwind、カウベルデきれいなスタート。HANGOVERはラインの中央あたり。上後ろのファンタジアンが風下に落とし始めている。いいスタートだったのにコールだったのか?今なら右海面にすぐタックできるが風下のカウベルと滑り競争となる。スタートして約3分、カウベルの上側でヘビー級のウエイトを活かして少し前へでる。ここでカウベルはタックで右へ向かう。作戦的にはすぐに追いかけるべきだったが、すこし気分が良くなってHANGOVERを更に追いかけてしまう。2分後にタックしてカウベルを見ていると先程よりカウベルが先行したように見え始める。
後でGPSの航跡を見ても右側にいる艇が潮流の影響か少しずつ伸びているように感じます。最初の作戦を実行せずズルズルと左海面まで来てしまったことを反省。
この時の風向265°はこの日一番左寄りの風で、右へ振れ戻る可能性が非常に高い状況でした。実際その後の風位はどんどん右へシフトし20分後には295°まで30°も変化したのです。次にカウベルとミートするまでの8分間、右へ風向が変わらなかったのはラッキーでした。
第1下の回航は大混戦。イマジン、カウベル、upwindに続き上マークの35秒差をスピンランで一気につめてきたCROSSがすぐ後ろまで迫り大騒ぎの回航でした。upwindは直前のジャイブで手間どりカウベルに上手く水を取られしまい外側での回航。この時私たちの勝利の女神はイマジンに乗っていました。先行するイマジンは上り角度が良く、後続のカウベルにどんどん悪い風を送りタックさせてくれました。我がupwindは労せず下側のブローと右海面へのクリアなルートを手に入れることが出来たのです。あとは右にシフトする右海面の風に乗ってトップフィニッシュとなりました。
今日はとてもスピーディーなレースを1位、1位という最高の成績となり、我がupwindチームにとってニコニコの最終戦となりました。


今年はカウベルチームが加わりJ24は6艇に増えました。ワンデザインのヨットにとってとても良い環境になったと思います。艇数が増えれば接近戦も多くなりますのでチームレースをやってみてはどうでしょうか。チーム戦は戦略的なスタート、マーク回航、コース取りなどを楽しむことが出来ます。
今から来年が楽しみです。来年もどうぞよろしくお願いします。